お幸せに

先日、知合いの結婚式に出席した。
さすがにすっかり自分より年下の結婚式に出席することがほとんどになったな。
何てったってもう中高生の子どもがいたっておかしくない齢なんだもの。


式ではかの嶋田ちあき氏がメイクを担当。
共通の知合いの花屋さんが花を担当したけど、もの凄く値切られて結果的に3分の1の値段でやらされたのは、きっと嶋田ちあきのギャラで持って行かれたに違いないとぼやいていた。
しかも嶋田ちあきに花の配色のダメ出しされたとかw
ま、配色に付いては新郎新婦側のリクエストによるそうなので仕方なかったそうだけど。
手伝いで早くから行っていた僕らは、励ましの意味を込めて情熱大陸風にその花屋を取材するフリをしたり、働く横でナレーションを入れたりしておちょくりながら遊んでいたら、その花屋を好きなのが見え見えなO君に手伝えと怒られた。花屋の娘にはその気持は全然伝わってないけど(笑)、我々にはバレバレで、その上そこにはその花屋の娘から1年前にフラれたH君もいたから、そのことを知る僕はそのしょっぱい青春群像のような様子を、ちょっと恥ずかしい気持ちで遠巻きに見ていた。


そう言えば、正直新婦より新郎の方が何だか小奇麗になって嶋田効果が出ていた気がするw
ちなみに新郎側の知合いとして出席したわけだけど、いつもの8割増だねと、我々男性陣の間では専らの評判だった。
普段は冴えない風貌なのに、ま、人生で一日くらい輝いて見える日があってもいいだろうとか、いつもはなんか小汚いくせに今日はカッコよかったとか、野郎同士だと実に言いたい放題。


そして既婚者の何人かから、結婚したくなったでしょうと言われるのは毎度のことで。女性とオッサン(いやオッサンである自分から見てもっとオッサン。もう孫がいるくらいの)ってのはホントにこういう事をよく言う。
実は他人の結婚を羨ましく思ったことが一度もない僕は、どこか人間的に大きく欠落している部分があるのだろうなと思いつつ、いやぁ、情けないことに誰にも相手してもらえなくてこんな歳になっちゃいましたよ、なんてニコニコしながら愛想を振りまいたりなんかしちゃって、カッコ悪くてちょっとばかしバツが悪い。


新郎新婦は今頃ハワイでのんびりやってるんだろうな。
その辺はちょっとウラヤマシイか。
そんなこんなで、結婚おめでとう。
末永くお幸せにね。