ひねくれ道を大いに語る

天邪鬼、へそ曲がり、つむじ曲がり、キッチョムさん。
人により、地方により様々な愛称で、決して親しまれちゃぁいませんが、ようするにひねくれ者でさぁ。
「ひねくれ者!」と声が掛かれば「お、呼んだかい?」と答えちまうとっても素直なアチシですけどね。
ところがこれがそんじょそこいらの半端なひねくれもんじゃこうは行かないと来たもんだ。
きっとそんな半端もんは、ひねくれ者なんて言われた日には完全スルーなはずだぁね。
めっぽうやたらと御託を並べて屁理屈こねてるなんてのぁ、どうも品がよくありませんや。
ひねくれるってぇならそんな半端をしちゃぁいけません。
ひねくれ道ってもんはそんなもんじゃぁ、ございませんやねぇ。
よく言うじゃぁありませんか、遠足は家に帰るまでが遠足だって。
ひねくれ道もそれくらいじゃなきゃぁ、いけませんょ。ね、旦那
家を出たら必ず帰ってこなくっちゃぁ、ただの家出になっちまうってなもんだ。
そんなもんはションベン臭いハナタレ小僧がやることです。
何てったってぇ、こちとら360度ねじけてますからねぇ、あぁた。裏の裏は表ってことで。
見てご覧なさいよ。え? ようするに元の位置に戻ってるって寸法でさぁ。
これが中途半端にひねくれやがるってぇと、どぉ〜にもこいつが、なんですな。
草野球のキャッチャーみたいでどうもこれがね。
えぇ、ミットもないってぇくらいのもんで、えぇ。
……お後がよろしいようで。