浪花節だよ、人生は

日本人てのは何かを必死に頑張ってる人のことが好きだ。
弱い立場にあっても負けるもんかってのに弱いもんだ。
いわゆる判官贔屓というやつ。おしんなんかその典型。
かく言うボクも、恥ずかしながらその典型的な日本人。
バース・デイというテレビ番組で、欽ちゃん球団ゴールデンゴールズの片岡安祐美選手の密着をやっていた。
女性が野球の世界で男性と同じように活躍するのはどう考えても簡単なことじゃない。
男性が活躍するのだって難しいんだから。
でもそこにツボがあるらしくって、番組を観ながらついつい応援してしまう。
片岡選手相手に思いっきり手を抜いて投げた社会人チームの実力派投手に、思わずこっちまで悔しくなってウルウルしてしまった。
しかしそのあとのソフトバンクホークスとの親善試合ではプロから真剣に投げてもらえて、そのスポーツマンシップにまたウルウル。
打てなかったんだけどね。
それにしてもなんて日本人なボクだろう。
きっと彼女の見えない様々な葛藤や苦労の部分を勝手に想像して自己投影してしまうんだろうなぁ。
ところで、感情移入のことを感情輸入って発音する人、結構多いですよね。
中には肝臓輸入なんてちょっと怖いこと言う人も……。それって激しく言いまつがってます。
それでボクは感情移入のことを専門用語でImported Liverと呼んでいます。（なんの専門用語やねん。）