変な日本語、変な英語

言いまつがいで思い出しましたが、ボク自身も、それから周囲の人も結構言いまつがい、やっちゃったことがあるんですよね。
母の姉、つまりボクの伯母さんはイギリス人と結婚していて、もう向こうでの生活の方が長いので日本語をかなり忘れてしまってるんです。
頭の中ではまず英語で考えてから日本語に訳するっていうわれわれとは逆転した思考になっているようで、日本語がすっかり片言です。
何年か前に何十年かぶりに日本に帰ってきたのですが、何かを物干し竿に「掛けておいて」というのが普通に出てこなかったらしく、「ちょっとそれ、ハンギン(Hangin')なさーい」だって。
さらにそのずっと前、その伯母さんの娘、つまりボクの従姉妹が遊びに来たことがあって、その娘は日本語まったくできないのですが、母が何かをその娘にあげようとして多分片言英語で「Which one is better?」と訊こうとしたと思うのですが、出てきた言葉は「どっち is better?」でした。
そしてその娘からは「Oh, this one」と難なく即答されてました。通じるんだ。(爆)
ボクはボクで、ブラボーという言葉がなかなか出てこなくて、ようやく言葉が閃いたときに頭の中で推敲することなく口に出したら「ベラボー」と言い放ってました。
恥ずかしさのあまり穴があったら入りたい気持ちでしたが、ち〜〜〜んと鼻をかんで江戸っ子のフリをしてその場をやり過ごしたから大丈夫でしたけどね。えぇ。
あと、知り合いはケビン・コスナーのことをコビン・ケスナーと言いまつがい。
ずいぶんと小物俳優にしてくれたもんです。
他の人は「これは辞書の受け売りなんですが」と言おうとして、「これは辞書の押し売りなんですが」と問題発言。
別の知り合いは「人生が360度変わりました。」って、それ全然変わってませんから。
言いまつがいって意外と身の回りに転がってるんだなぁ。
実は昨日書いた「ご着席ください」を「ご着陸ください」と言っちゃうのも実際にあった言いまつがいでして、そこからどうにもイメージが膨らんでしまってならないんですね。
言葉って面白い。