甘〜〜〜〜〜い

そう言えば、昨日、Amazonで注文していた「ヲノサトルの甘い作曲講座」が届いていて、ざっと目を通してみました。
ふーん、ということが書いてあるようでした。
興味深く思ったのは、心を打つ曲を作ることと、理論を知っていることは別物だけど、理論を知っていればやっぱり効率がいいと言うこと。
何も知らないボクがそうなんじゃないのかなぁとおぼろげに考えていた通りのことが書かれてあったので、やっぱりそうなんだなと分かっただけでも収穫。
これからじっくりと読んでみたいと思います。
それと、巻末に近田春男のインタービューが掲載されていて、これもなかなか深いことが語られていて面白かったです。
そう言えば近田春男が言うには、最近のCDにはカラオケ用のトラックが付いてくるけど、どうしてみんなあのオケに自分で作った別のメロディを乗っけるということをやらないんだろうと。
その昔坂本龍一サウンドストリートのでもテープ特集で、ハワード・ジョーンズの「New Song」のオケに都はるみの「あんこ椿は恋の花」のメロディを乗っけてしまったという素晴らしいアイディアの投稿がありましたが、それを思い出しました。
「New Song」お持ちの方は是非自分で唄って試してみてください。
まぁ、発想としては銭形平次水戸黄門のテーマソングを左手右手で同時に弾いた清水ミチコ的な発想ですかね。
この本ではヲノサトル氏がお勧めの甘いアルバムが紹介されているのですが、ボクが好きで聴いている音楽と大部分かぶっていたのが非常に興味深かったです。
ドビュッシーラヴェルメシアン、マイルス、教授、マルコス・ヴァーリ等々。
あと、氏がメロディより響きから作っていくタイプだっていうのはボクと一緒だなと思って、ちょっと嬉しかったです。
こういう方法でも別にいいんだなぁということが分かって。
もっともある部分で同じ手順だからと言って、できあがった曲のクオリティは全然同じにならないんですけど。(;・∀・)
 
そう言えば、カヴァーしようと思ってやりかけのものがあるんだけど、また他のことがやりたくなったりして若干熱が冷めてる状態だなぁ。
ホント、ちゃんと曲を完成させるってことがないんですよ。
スピード勝負ってところがあって、できるのが先か面倒くさくなるのが先かっていう感じです。
明るいのを嗜好していても、しばらくすると逆に暗いものを求めるようになるし、ドラムがガンガン効いた音楽が好きで聴いてると、しばらくすれば静かであまりビートが強烈じゃないものに惹かれたりと、常にあっちとこっちを行き来してしまうんですよね。
だから作りかけのものも、しばらくすると興味の対象外になってしまうんですよ。
また周期的にやってみようって気になるタイミングはあるんですけどね。
もうちょっとスピードアップできると、どんどんそっちにはまりこんで形になるところまで行けると踏んでるんですが……。
 
ところで、人材派遣会社から某メーカーの売り子さんとして今日入っている高校一年生の女の子たち。
マイク持って宣伝文句をアナウンスするんですが、もうひどいくらいに噛みまくり。
何度も同じ文句を繰り返していれば(しかも台本読んでるだけなのに)、いい加減上達しそうなもんだけど、まるで知らない外国語を話すかのようにひどいんですけど……。
お金もらうってのは大変なことなんだよ。
もうちょっとがんばろうぜ。
と、内心思いながら、自分の文章もいわば噛みまくり状態であることをふと思い出し、人のことは言えないもんだと反省したのでした。