Look for the star

夕べ、思い立ってちょいと車を走らせて星を観に出かけた。
若い頃よく星を観に行ってたんだけど、昨日もふとそんな気持ちになって。
今回は独りぼっちで夜中に出かけたので好きなだけ観ていられたのに、この季節はあまり空気が澄んでなくてよく見えず、すぐに帰ってきてしまった。
まぁ、分かってはいたんだけど、それでもなんとなく行ってみたい気持ちだった。
言葉にすると陳腐だけど、星降る夜空の下にいるとあっという間に自分が小さくなる。
未だに自分の中で上手く消化しきれていない過去の出来事が原因で、この2年半くらいかな、なんだか本来の自分を取り戻せない。
それはきっと自分の中で自分を大きくしすぎなんだと思う。
だから時々星でも観て小さな自分に戻る必要を感じる。
なんか自分の事が大きくなりすぎると、人のことを本気で考えてあげられなくなってくるので何かとよろしくない。
 
テレビの理科の教育番組の中で「この風船の中には何が入っているでしょう」との問いかけに、まだ3,4歳だったボクは大真面目な顔で「バカだなぁ、夢が詰まってるに決まってるじゃん。ネェ?」と本気でそう答えたらしい。
さしずめそんなことぐらいこのボクが知らないとでも思ってるのか? あいにくこの目は節穴じゃないんでね、とでも言いたげに。
はぁ〜〜。やっぱりイタイ子だ。
こんな調子でイタイことばかり言うので、母親はノートに幼い頃のボクの語録集をまとめていたらしい。
そんな現実の分かってない子どもは、大人になってもやっぱり現実ってものが分かっていないようで、手痛いしっぺ返しを食らうことが時々ある。
だから時々小さくなる必要があるんだな。
でないと世間に対して恨み辛みばっかりになってしまうから。