本日のBGM

コンプリート・スーザン

コンプリート・スーザン

今日は、その昔高橋幸宏プロデュースでアルバムを2枚出している、ニューウェイヴシンガー、スーザンを。
これはコンプリート盤として、"Do you believe in mazik"と"恋せよおとめ"の2枚のアルバムにシングルを加えたコンプリート盤となっています。
この辺になるともはや今となっては知る人ぞ知るって感じになってくると思うのですが、昨日からの流れで幸宏流ラヴァーズロックの系譜を追ってみたいと思います。
Nuit de Saint-Germainは始まり方はまるで幸宏の"神経質な赤いバラ"だし、サウンドはテクノデリックのような暗さだけど、でもリズムはレゲエ。
glass girlはもうちょっと明るい幸宏流レゲエミュージックで、ややスィートな仕上がり具合。
テクノポップとレゲエの出会った時代。
レゲエそのものは土着臭のきつい泥臭いサウンド(それを悪いといってるわけではありませんので。念のため)だけど、テクノ的なアプローチによって、また世相を反映してかややアンニュイな雰囲気の世界を築き上げる試みがなされています。
YMOの面々は、こうしてしばしば他人に提供した作品の中で色んなことを試みていましたね。
スカからレゲエテイスト、当時のテクノポップはホントに貪欲に色んな音楽を吸収していったのでした。