すっかり出なくなったけど

いやぁ、その鬱陶しさ、おいらにはよく分かるよ、id:popholicさん。
何を隠そう、ワタクシの十〜二十代は口内炎と共にあったと言っていいぐらいですからねぇ。
実に年間を通して口内炎ができていない日の方が少ないくらいのヘビー口内炎ティストでしたよ。
高校生の頃、文化系ひ弱男を決め込んでいたボクは、保健室をこよなく愛するしょうもない学生でした。
それで、周囲の人からは決まってビタミン何某不足だからカボチャを食べろとか、やれチョコラBB飲めとか、もちろん好意からですが言われて、最初はその通りにしていたものの全然効果無し。
保健室の先生がボクの場合の口内炎について分厚い本で調べてくださったところ、ボクの口内炎は「再発性アフタ」という部類のもの。
これは完全に体質に起因するもので、中年になったら体質が変わって自然に出なくなるというものでした。
それ見ろ、ビタミン不足とかそういう問題じゃないじゃん、体質なんだよ。
何とか不足と言われるのがいい加減うざったくなっていたボクは、なぜか勝利したような気持ちになったものでした。
でもその頃の自分にとって中年なんてまだまだ先の長い話だったのに、気がついてみれば三十代、いつの間にやら確かに体質が変わったのか、今では滅多に口内炎にならなくなってました。
つい先日も、ちょっとした拍子に下唇をガリッとやっちゃって、あ、こりゃ完全に口内炎だ、と思ったのですが、血が出るくらいの傷だったにも拘わらずセーフ。
そうか、もう少年でも青年でもなくなったんだなぁ、と、ちょっと寂しい気持ちになったのでした。
ちなみにあれこれ試してみましたよ、当時。
時には知り合いから山桃の塩漬けが効くとか言われて無理矢理口内炎につけられたこともありました。(涙)
傷口に塩を塗るとはまさにこのこと、イナバウアーの黒ウサギとでもなんとでも呼んでくれって気持ちになりましたよ。
結局一番マシなのはパッチタイプでしたね。高いんだけど。
アフタゾロンとかの塗り薬はしばらくするとすぐになくなってしまうし、何よりとりあえず傷に障るのを避けたいところですから、パッチタイプだと正しく処置すればその点効果的。
ボクもよく口内炎がでっかくなっていたので(複数の口内炎が広がって合体して一つになったりしてました)、ひどいときにはパッチを複数枚使ってカバーしたりしてました。
ただ、治療薬としてはアフタゾロンがどうも効きがいいようですね。
かつてヘビー口内炎ティストだったそんなワタクシも、今では年間通じて口内炎にならないことの方が多いという幸せな状況。
あれはホント憂鬱になりますからね。
痛いから自棄になってティッシュを添えてギューッと潰したりなんかしてましたね。
その潔い痛みでちょっと口内炎の陰気な痛みから解放された気分になったりとかして。
そんなわけで、口内炎には並々ならぬ思いがあるんですな。


早くよくなるといいですね。