独り言

実はコンピュータを使って音楽を作ってみようと思ってから、そんなに経っていません。
そもそも、コンピュータ一台で音楽を完結できるほどの十分なパワーを持つコンピュータを手にしたのはここ2,3年のこと。
ソフトをちゃんと導入したのはさらに最近のことで、道具として使いこなせているのかというと、全然。
でも、テクノロジーに対して柔軟であることは細野さんや教授から授けられた教えなので、YMOエイジとしてそこは生真面目に受け止めているのです。
それでもって、今ソフト上でMIDIのエクスプレッションやベロシティのエディットに果敢に挑戦しているのですが、これがイマイチ思うに任せず。
どれくらいの数値の変化でどんな感じになるのかっていうのがどうにも。
だって、極感覚的なことを数値に直さなきゃならないって、相当分かってなきゃできないですよね。
ありゃりゃ、ちっともテクノロジーに対して柔軟じゃないや。
逆に自分が演奏したものが数値として表示されて、それをまた編集できるって言うのはボクは結構快感なんですけど。
しかし特にピッチベンド情報のエディットが結構難しいもので、まず、数値と音程が結びつかない。
あとでじっくりググッてみないことには、大体の勘所がつかめないもんです。
大体数字には相場ってもんがありますからね。
コンピュータを使って音楽作ってるのは、ボクの場合決してできるからやってる訳じゃなくて、むしろできないくせにやってるんですから困りもの。
ウェブであちこち調べると、どうやらこんなことが出来るらしいと朧気な情報が入ってきて、聞きかじったことを実践するのはこれまた試行錯誤の連続。
それでもボクがこうして恥をさらしつつ自分の音楽を公開してる理由を、糸井さんが(なぜかオカマ言葉で)こちらのコラムの後半ブログに言及されている箇所で上手に説明してくださってます。
これを読んで、なるほどその通りだと膝を打ったわけですよ。
恥ずかしいと思いつつも、やっぱりやるべきだなと思いました。
このプロジェクト、ほぼ日辺りで取り上げてもらえばあちこちで名乗りを上げる音楽好きが出てくるでしょうねぇ、と最近妄想するんですが、考えてみるとほぼ日は読者が多いので知り合いに正体がばれる可能性があるからダメだ、ダメダメ。
前言撤回、ってそもそも取り上げてもらえっこないか。


で、採譜を請け負ってくださってるくりたぬきさん(id:yuki-731)からの緊急連絡で、ボクの曲ベースとピアノとメロディと全部調性が違うらしいんですよね(汗)。
理論的にかなり変らしい……。
それでかなり手間取らせてしまってるらしいのです。
何しろ感覚だけで作ってますからねぇ。
ボクの作曲は頭の中で鳴ってる音を、実際に手探りで音を鳴らしながら録音していくのですが、と言うことは音が鳴ってる頭がすでにおかしいわけか(爆)?
くりたぬきさん、変な曲作ってホントごめんなさいね。
素人だから訳分からず作っちゃってるもんで。
まぁ、ジョアン・ジルベルトのコードについて教授がかなり変だと言ってました。
高橋幸宏のコードについては教授と細野さんがそろって変だと言ってました。
と言ってもその次元とは訳が違いますかね。
自己弁護にはならないか(苦笑)。