本日のBGM

Technodelic

Technodelic

さて、BGMを出したらこっちを出さないわけには行かないので今日はTechnodelic。
BGMと甲乙つけがたい名盤です。
実はBGMにはすんなり入っていけたものの、このアルバムは当時まだ耳が鍛えられていなかった中学生のボクにはやや難解で、発売当時はちょっとなじめない曲もありました。
それでも聴き続けていたらこれがイエローマジックですね。
結局はまり込んで抜けられなくなりました。
高橋幸宏のドラムはますますタイトで緊張感があり、細野晴臣はいつもよりベースギターを多用していいグルーヴを出してますし、坂本龍一はピアノを多用してます。
それと、よく言われることですがこのアルバムが世界初のサンプリングを用いた作品と言われていることも注目に値します。
松竹秀樹が開発に拘わっていたLMD-649というサンプラーマシンがレコーディングに使われました。
この基板はアップルのケースに収められたので、それをもじって通称オレンジと呼ばれていたのでした。
その後時を経て特に黒人音楽にサンプリングという手法が取り入れられていき、現在では当たり前のように歌謡曲でまで使用されるようになったことを考えると、このアルバムの残した功績は大きいといえるでしょう。
ちなみにBGMではデジタルレコーディングが導入されたのですが、当時はまだエラーが多くて実用的でなかったらしく、このTechnodelicではアナログに戻されています。
ってYMOのことになるとボクもヲタク入ってるなぁ。(笑)
YMOの場合、機材やテクノロジーの進歩と音楽が切っても切れない関係にあるので一応ね。
ちなみにボクが持っているのは、これではなく1992年にRestlessから発売された古いものですが、その後東芝EMIやこのVirginから再発されてます。
音も確かよくなってるのかな?