本日のBGM

NEXUS-2060

NEXUS-2060

昨日のpopholicさんの日記の中でCapsuleの新譜に関してコメントされてました。
実はpopholicさんはCapsuleとかは好きじゃないだろうなぁと勝手にイメージしていたのでちょっと意外だったのですが。すんませんです。
popholicさんも仰ってましたが、CapsulePizzicato Fiveとしばしば比較されるのですが、全く異質なものだとボクも思います。
中田ヤスタカ氏自ら、よくそう言われるけどピチカートは聴いたことないと仰ってました。
ホントのことを言ってるかどうかは知りませんが。
ただ、クラブ系の音だし小西康陽やFPM、Free Tempoと言ったクラブDJ系のサウンドと構築方法は似てると思います。
だからテクノポップとか後期ピチカートの"音"が好きな人には多分この人たちは合うと思うんですが。
コンセプチュアルなこととか内面的な難しいことは、所詮ボクごときじゃ分かりませんのでコメントしようがないのですが。
久しぶりにCapsule聴いてみようという気になったのは、popholicさんのところで見かけたのと、昨日とおとといのケイさんのコメントがきっかけ。
ケイさんが音楽の詞についてコメントしてくださったのですが、デザイン的な手法と画家的な手法に言及しておられました。
悪い頭なりに考えてみたのですが、多分デザイン的と言えばこの人の音楽が一番デザイン的だと思って。
歌詞にも敢えてロックや叙情派フォーク的なメッセージ性を持たせず、音色から言葉からすべてがデザイン的に配置されています。
ヴォーカルトラックもほぼすべてオートチューン*1を通してデザインされた音色として扱われています。
で、因みにこれは新譜じゃありません。
アレンジの傾向としてはここにもしばしば登場するSerani Pojiとか、あとYMCKとかのかわいらしい感じの音で、おじさんが堂々とお天道様の下で聴くのはちょっと恥ずかしい感じのかわいいサウンドです。
個人的にはCapsuleは「Music Controller」の頃が一番好きです。

*1:元々ピッチ補正をするためのマシンですが、 強めにかけることで微妙な加減の不自然さを演出したり、人工的でSFチックな雰囲気にしたりとエフェクティヴにも使える。