本日のBGM

東京は夜の7時

東京は夜の7時

しつこいですが、通勤中のBGMはまた矢野顕子の「東京は夜の7時」。
最近ドラムを始めたので、ますます高橋幸宏のドラムに耳が集中してしまいます。
改めて、聴けば聴くほど高橋幸宏のドラムは素晴らしいです。
こんなに存在感のあるドラマーはそうそういるもんじゃありません。
ボクはそんなにドラマーをたくさん知ってる訳じゃないけど、聴いてあの人だって分かるようなドラマーってそんなにいないじゃないですか。
ボクが聴いてきた音楽の中では、たとえばスティーヴ・ガットだとか、スティーヴ・フェローンとか、スティーヴ・ジャンセンだとか。
たまたまみんなスティーヴなんですけど(笑)、こういった人たちは非常に存在感のあるドラマーですよね。
でも高橋幸宏のドラミングっていうのは、彼らと比べても何ら劣らないぐらいに存在感があってかっこいい。
特にこのライヴでのドラムはホントにほれぼれするくらいいいです。
元来はつっこみ気味のドラマーだそうですが、クリックを聴いて叩く彼のドラムスタイルはジャストのタイムを保っています。
でいながら、聴いてる方はもの凄いドライブ感を感じるのはなぜだろうといつも思ってました。
それは普通に8ビートを叩いていても常に裏(バックビート)を感じさせるからなんですが、彼の場合はドラムの楽譜上には現れないゴーストノートに特徴があるんですよね。
ボクがよくスネアをズリズリ言わせているってここで書いてますが、それです。
それが独特のノリを出していて、地面にしっかりと食いつくような彼の独特のキレを作り出していると思うんです。
そして彼のライドシンバルのレガートはメロディを奏でるように唄うんですよね。
素晴らしいの一言に尽きますよ。
まぁ、ご託はいいからとにかく聴いてみなさいよと言うことなんですけど。
凄いっすよ。
あ、もう一つ特筆すべき点として、このアルバムでは細野さんのベースソロというきわめてレアな音源も聴けます。
チョッパーベースでソロを弾いてます。