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philia records compilation album「Easy Living Vol.1」

philia records compilation album「Easy Living Vol.1」

さて、先日からずっと車の中で聴いていたオムニバスアルバム、「Easy Living vol.1」。
なんと帯には片寄明人さんからのコメントがついてますよ。
『いつだって胸を締め付ける「maj7の響き」、青い心に捧げたい「16のメロディー」』
むむ、これはmaj7愛好家のボクとしては聴かないわけには行くまい、ということで。
ろくにレビューを書いたりできないワタクシなのですが、そんな人の感想を聞きたいという物好きな方も世の中にはいらっしゃる(笑)もので、全曲感想を書いてみました。
でも、書いてみるとやっぱりしょうもない、と言うかなんだか偉そうな感じでいやはや何とも。
なので、どうしても読みたい方だけどうぞ。
で、かなり好き勝手に書いているわけですが、基本的に自分のことは完全に棚に上げてますし、ボクの狭い音楽感や個人的な趣味でコメント付けてますので、参考にしないように(笑)。

M1. ボーイ ミーツ ガール / HAYDON
メロウですね。これまたボクだけかと思いますが、イントロとアウトロ、実は非常に矢野顕子チックじゃないでしょうか。ドラムは生みたいですが、スネアの音がちょっとボクは好みじゃない気がします。

M2. 光 / Trans alphabet
スピッツみたいですね。と書いちゃうとかなり語弊がありそうですが、雰囲気がどことなく。劇団ひとりスピッツ

M3. あなたのいない世界 / ゲイリー芦屋(featuring 片岡知子 from instant cytron)
これはウィスパーヴォイスのフレンチポップ。聞き覚えのある声だと思ったら、instant cytron片岡知子さんですか。instant cytronは昔アマチュア時代にあるラジオ番組で曲を聴いて凄く好きで聴いてました。ただサンプリングのストリングスがちょっとボクの耳には痛く感じます。ゲイリー芦屋さんはドラマや映画の音楽などで結構活躍されてる方のようですね。途中で入るタムは「峠の我が家」みたい。

M4. コンチェルト / クノシンジ
この方はゲントウキのツアーメンバーだそうですね。甘いヴォーカルは、どことなくオザケンを彷彿とさせるものがあります。口ずさみたくなるようなポップで聴きやすいメロディがいいですね。

M5. アンサーソング / Harum
個性的なピアノのリフに独自の世界観がありますね。音と声の雰囲気が凄く合ってると思います。ドラムのリズムの組み立て(特にハイハットやシンバル)をもうちょっとだけ工夫するともっと素晴らしくなるかと思いました。あと、個人的な好みになりますが、この曲でこのギターはちょっと苦手かな。

M6. ゆるやかな午後 / joy
声に凄く雰囲気があっていいですね。薄いパーカッションとギターのバックトラックがかなり控えめなんですが、それが曲を生かしています。印象としてはオーガニックコットン100パーセントっていう感じでしょうか。曲のタイトル通り、まさにゆるやかな午後の空気を感じます。

M7. 夕暮れ通り / margarets hope*
タイトル、バンド名が指し示している通りの音。空気公団みたいな女性ヴォーカルで、サウンドはとても優しく柔らかい感じです。喫茶ロックな一曲ですね。ドラマーはspaghetti vabune! の森慶太さん。

M8. My heart is like a Marshmallow / Like This Parade
これはマニアックに音楽聴いてる人だなぁ(笑)。特に言うことはないですが、このまま続けてください。

M9. we can fly / roly poly rag bear
My little loverみたい。という印象を受けたのはやはりボクだけでしょうね。基本的にギターを4つで刻んだジャズっぽいアレンジは気持ちよくて好きなんで、この曲も気持ちよく感じます。甘ったるい女性ヴォーカルに被さる男性コーラスによるフレーズの反復がミニマル的な気持ちよさです。

M10. 雪虫 / 小林しの
ZARDみたい。と思うのはやはりボクだけなんだろうなぁ(笑)。とにかくボクの中ではそんな印象なのですが、曲の骨格は実は結構ミスチルですね。あ、そう思ったのも多分ボクだけでしょうね(苦笑)。

M11. The fancies of a poet / the Sweet Onions
これはかっこいいですね。ドラムが凄くいいんですけど、打ち込み? ちょっと生か打ち込みか分からない(ボクには珍しい)んですけど。これはかなり好きです。で、なぜかベースがシンセなのがふしぎ。

M12. nero / frenesi
カルロス・トシキみたい。と思うのはやはり……。もういいですか。いやぁ、でも女性ですが、ボクの中ではカルロス・トシキの継承者認定ですよ。サンバ的ボッサです。タイム感がサンバじゃないのが惜しい。あと音色にあまりこだわりがないのも惜しいかな。

M13. リタ / ヒガシノリュウイチロウ
一聴して、相当ブラジル音楽を聞き込んでる人だなと思いましたが、ライナーを読むとやはりマニアな人ですね。どこか奥ゆかしく引っ込んだヴォーカルがボッサっぽくないんですが、でも日本人っぽくていいですよね。好きだなぁ、この人(笑)。詞の世界観がまたボッサですよね。バーデン・パウエルみたいなギターで始まるのですが、途中ではいるフルートもらしい感じだし、変なシンセの音も味があるし。マニアックでありながら取っつきにくくないところが個人的に好感度高いです。ただ、残念なことにリズムが甘いんですよね。

M14. たとえば / mana mana
個人的にフルートの音色に弱いので、フルートを入れられると腰砕けになってしまうんですよね(笑)。それは反則だろ、って感じで。この人もすでにできあがった世界観がありますね。このまま突き進んでください。

M15. ナポレオンフィッシュがわらうとき / アモールファティ
田島貴男。何となく。こういうジャンルっていうのは多分昔からありますよね。ちょっとブルージーな感じもあって、お酒のCMなんかのバックで流れていたら全然違和感ないだろうな。やはり確立された世界がすでにしっかりとある、というか方向性がはっきりしているというか、ブレがないのでサウンドもしっかりしてますね。

M16. 懐かしのバイアーナ / blue marble
あか抜けてますね。曲の作りも演奏も。……と思ったら音大出身の作曲家ですか。なるほどやっぱり。優れたものを作るのは学校で習った人、というのはちょっとガッカリするのでそうでない人ももっと頑張らなくちゃね。あ、もちろん教育だけでいいものを作れるようになったとは思わないからそんな風に考えるのですけど。ヴォーカルが個性的ですね、これは。亜土ちゃんこと、水森亜土の継承者認定(笑)です。