箸を巡る攻防―その後―

ボクの仕事はサービス業の側面も多々あり、いつもお客さんと接する仕事なのですが、そうすると色んな方にお会いするし、かなり理不尽なことを言う方も多くいらっしゃいます。
今日のあるお客さんはアンチウィルスソフトをインストールして欲しいとノートPCを持って見えました。
アンチウィルスソフトのインストールは時間がかかるので、ACアダプタも必要なのですが、あいにく持ってきておられず、説明して持ってきて欲しいと頼みました。
ところがACアダプタ=コンセントから電源を取る電源コードだと説明してもどんなものか分からないとおっしゃいます。
それで自分のPCのACアダプターを見せてこういうものですと説明すると、やっと分かってもらえたようで、しばらくして持ってこられたのですが、どうもそのPCには合いません。
違うようですが、このPCのものですか? と尋ねると、イヤ違うと……。
このPC用のものは白いものだけど、あんたがこういうのだと言って見せたものは黒かったからわざわざ違う機械についていた黒いのを外して持ってきたのだと言って逆ギレされました。
おちょくられているのかと思ったのですが、どうも本気で言ってる様子。
ボクはコミュニケーション能力が欠けているのでしょうか……。


そして、帰りがけにまた例のスーパーによって総菜を購入。
レジに並んでいたら、こちらへどうぞとあの宿敵のレジのお姉さん。
そう、一回目にボクが余計な一言で、「お箸は一本でいいですか」という問いに「はい、一膳お願いします」と答えたため苦笑いされ、2回目には「お箸はお入れしますか」「はい、お願いします」と答えたのに箸は入れられておらず。
そして3度目の正直の今日。
「お箸は一膳でよろしいですか」と訊いて来るじゃないですか。
思わずニッコリと「はい、お願いします」と答えました。
そしてその言葉と違わず袋にはちゃんと一膳。
ちょっと心温まりました(笑)。