我田引水

とある音楽コミュニティの、過去に一曲ボクがリミックスを手がけたことのある方のブログで、ちょっと後味の悪い記事を目にした。
その方、とある方から楽曲提供とアレンジの依頼を受けて快く何曲か提供したそうだ。
ご自身としてもとてもよい曲ができて、自分でもいつか歌いたいと思っておられたそうだが、提供を受けた側は何の断りもなく有料でその曲を配信。
問い合わせるまでクレジットすら付けてくれず、呑気にもしばらく経って突然メールが届き、それらの曲で月間賞を受けたとの報告を受けたらしい。
著作権料の分配もそれまで受けておらず、なんの連絡もないままそんな報告を受けて面白くないのも当然。
というかそう言うことではなく、お金を取るということは楽曲提供者にも責任が生じることなのに、一言の断りもないというのはやはり問題だと提供者も残念に思われているご様子。
結局その提供者は提供済みの2曲についての著作権を一切放棄され、さらに提供予定だったあと3曲については丁重にお断りされたのだとか。
その辺の契約をキッチリやるのが本当なのだろうけど、日本人には苦手なところだし、そういうことやらなくてもきちんと相手のことを考えてあげるのが日本人のいいところのような気もしないではない。
楽曲の提供を受けた側の方は、きっとよほど無邪気な方なのだろうとは思ったものの、その方は別の音楽コミュニティでもお見かけする方で、正直なところ、その方の音楽もその方といつもつるんでいる方の音楽も以前から大っ嫌いだった(ま、端から見ると人気者に対するただのジェラシーのように見えてしまうだろうけどもw)ので、その記事の読後感が余計に後味悪いものとなってしまった。
そこいらの音楽コミュニティでは非常に評価が高いし、テクもあるらしいのだけど、ボクの耳には音楽に対する敬意が微塵も響いてこなくて嫌いで、あながち自分の耳は間違っていないものだと今回のことを通して思ったり。
手前味噌で失礼。