A Life

最近知った事ですが、母方の祖父、ずっと大阪人だと思っていたのに実は滋賀出身だそうです。
浪速の商人かと思っていたら、近江商人(いや地理的にそう言っていいのかは知らないのですが)だったという訳。
母も最近まで知らなかったそうですが、今はどうなってるのか知りませんが旧彦根中学という学校の出身らしい。
って、もしかしてひこにゃんのあそこか?
しかし両親を早くに亡くして、遺産は親族にだまし取られかなり苦労したようで、幼い頃のボクの記憶にも残っているのですが、昔から身寄りの無いお婆さんとかがなぜか居候している不思議な家で、自分が苦労人なだけに何かと世話好きな人のようです。
しかし深情けが過ぎて自分の妻からはそのお節介なまでの世話焼きをかなり煩わしく思われているのも事実。
あの年代の人にしては珍しいフェミニストで、若い頃から布団の上げ下げなどの力仕事を祖母にさせた事は無いんだとか。
戦時中は満州に渡って貿易関係の仕事をしていて、帰国後はサラリーマン。
部下と上司の板挟みで脱サラ後はボーリング場の支配人をしたり、得意の料理の腕を奮ってデパ地下で総菜屋を始めて大当たりしたりと、まぁ、ツブシの利く人ではあった模様。
今ではとっくに90歳を超えて確かもう半ばも過ぎたと思いますが、そこいらの90代と比べると随分元気。
しかし年を負うごとに変わり者の傾向が強くなり、世話をしている母も相当手を焼いている様子。
おそらく親族の中でも一番彼の血を強く引いていると思われる自分の行く末を想像するにつけ、やや心配な今日この頃ですw
その強烈な個性から、子供たちや妻から引かれぎみの祖父ですが、でも何だか憎めないんだな。